2011年03月28日 17:56

避難遅らす「正常性バイアス」 広瀬弘忠・東京女子大教授。エニアグラム、危機におけるタイプ別行動パターン。

避難遅らす「正常性バイアス」 広瀬弘忠・東京女子大教授。
http://www.chunichi.co.jp/article/earthquake/sonae/201005/CK2010050102000172.html
津波の避難勧告が出ても避難しない人が問題になっている。「自分は大丈夫」。そんな根拠のない気持ちを抱いてはいないだろうか。そんな心には「正常性バイアス(偏見)」が強く働いていると災害心理学の専門家、広瀬弘忠東京女子大教授は言う。打ち破るにはどうしたらいいのかを聞いた。

 避難が遅くなる仕組みは?

 現代人は今、危険の少ない社会で生活している。安全だから、危険を感じすぎると、日常生活に支障が出てしまう。だから、危険を感知する能力を下げようとする適応機能が働く。これまでの経験から「大丈夫だ」と思ってしまいがちだ。これが「正常性バイアス」と呼ばれるものだ。

 強い正常性バイアスのために、現代人は今、本当に危険な状態でも「危険だ」と思えない。チリ大地震の津波が押し寄せているのに、見ているだけで逃げない人の映像が日本でも流れた。強力な正常性バイアスの例と言える。

 災害でパニックはめったに起こらないと指摘している。

 私たちの調査で、災害でパニックが起こったと確認できる例はほとんどない。特に日本のように地域の人同士がつながっている社会では、パニックは起こりにくい。「自分を犠牲にしても」と互いに助け合おうとする心理が強くなるからだ。

 現状では、強い正常性バイアスの結果、パニックになる以前、つまり何が起こっているのか分からないうちに災害に巻き込まれる。日本では避難警報が出ても避難率はいつもゼロから数%程度と低いことからも明らかだ。行政側はパニックを恐れて災害情報を過小に公表してはいけない。

 逃げ遅れないために必要なことは?

 いざというときに正常性バイアスを打ち破り、「危険だ」と直感できるような訓練をしておくことが大切だ。そのためにはある程度、災害の恐怖感を体に覚えさせておかなければならない。

 人間の脳は自分が意識して何かを感じる前に行動を決定する。例えば戦場のベテラン兵士は訓練の結果、思考する前に、「危険だ」と行動できる。兵士ほどではなくとも、災害に対してそういった感覚を磨くことが、生き残るために大事だろう。

 具体的に必要な訓練とは?

 文字や映像だけで災害の恐ろしさを知るのではなく、実践に近い形の訓練が有効だと思う。日常生活に身体的、心理的なマイナスの影響があるかもしれないが、それを補って余りあるプラスがある。訓練で出るマイナスを認めるような姿勢が世論にも必要だ。

 バーチャルリアリティー(仮想現実)技術を活用して造った装置でも、かなり現実に近い体験ができるかもしれない。予告せず、抜き打ちで実施する防災訓練も一案。病院ならば入院患者がいる状態で避難訓練をするのもいい。現実味を帯びた状況を演出しなければいけない。

 結局、災害で生き残るのはどういう人か。

 正常バイアスを打ち破ったうえで落ち着いて判断し行動する人が最終的には生き残る。1954年、青函連絡船の洞爺丸が沈んだ。そこで生き残った乗客の1人は船が座礁したことから海岸に近いと判断し、救命胴衣をつける際、衣服を全部身につけるなどこういう場合に不可欠な準備をし生き抜いた。冷静に状況を分析し行動した結果だ。

 災害を生き抜いた人は周囲が犠牲になったことを不当だと感じず、私たちは社会全体で生還者を心から祝福する雰囲気をつくることが大切だ。それが復興の原動力となる。
 (中村禎一郎)

もちろん、これだけではなく、生存の危機における各人の個性による行動の差異というものもあると思います。僕はエニアグラムでタイプ7なんですが、すごく当たってる感じなので…。危機を感じるととにかく避難することを考えますね…。特に今回の場合、環境の致命的汚染が生存に脅威となるという、避難以外に対応しようのない危機と判断しました。放射性物質漏れが長期間続き水や食料の汚染が長期間に渡ることを考えると西日本で定住するしかなく、こんな形で東京とお別れは悲しいです…。

エニアグラム性格学の基本理論
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory3.htm  
3つ目の理論
性格は根源にある行動プログラムに拠っています

私たちにの中には、自分を守るための本能的な行動プログラムがセットされています。ですから、[九つの根源にある行動プログラム]と言いますが、それゆえに九つの基本的な性格が形作られているのです。これから、その理論を説明していきますが、とりあえず、この理論表を先に紹介しましょう。

タイプ1   
敵をあらかじめ避ける

タイプ2  
敵から仲間を助ける

タイプ3   
敵を警戒させる

タイプ4   
敵から隠れる

タイプ5  
敵を観察する

タイプ6   
敵を混乱させる

タイプ7   
敵から逃げる

タイプ8  
敵を威嚇して敗退させる

タイプ9   
敵に敵とは思わせない

ここでの「敵」とは 自分にとっての恐怖や脅威の対象を指します。従って、脅威が迫ってくると、本能的に作動するプログラムです。なお、脅威が迫っていないのであれば、作動しないこともあり、何が脅威なのかは、本人が感じ取るものです。(中略)
【タイプ7】は、自分の所属する群れの中で、一緒に行動しつつも、早め早めに危険を察知して素早く逃げられるように、いつでも身軽でいます。

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