2008年07月13日 21:02

今日、物も心なんだと思いました。大切な人々は心の中で生きてます。

先日と今日、懸命に思い切りを付けて、自分の持ち物(ゲーム、アニメDVD、CD、漫画等々)を色々売りました。以前、無理に一人で外出した後、急激にうつ病の状態が悪くなったこともあって、一人で外出とかよくないからしないように先生に云われておりまして、僕自身も外に出るのが辛い状況で、売りに行くのではなく、引き取りサービスと郵送を使いました。僕は元々働いてた頃もそんなに収入がなかったので(うつ病で仕事できなくなった今はアフィリエイト以外無収入です、アフィリエイトもアクセス数と比例するので、以前より激減しています、そんななか、買ってくださる方々、ありがとうございます)、僕のうつ病になる前の今までの日常は、だいたい、本は図書館か、図書館で手に入らない本は読んだら売って、アニメDVDはレンタルで見て、ゲームも遊んだらよほど気に入っている作品以外売ってという感じだったので、手元にあるのはみんな物凄く大好きなものばかりで、凄く、辛かったです。

手塚治虫とか200冊ぐらいあったので、もうブラックジャックとか読めないんだなとか思うときつくて…、しかも、本の買取は本当に二束三文という感じで、辛かったです。だけど、一番苦しかったのは、AIRの初回限定版を売っちゃったことで、心に穴が開いたような感じになりました。うつ病の酷いときは辛いこと以外考えられませんが、抗うつ剤のおかげでだんだん回復してくると、うつの症状と抗うつ剤の副作用で性欲とかは感じませんが、ちゃんと、可愛いな、好きだな、愛しいな、みたいな気持ちはきちんと戻ってきて、机の上においてあったカードキャプターさくらのドラマCDのジャケット見て、さくらは本当に可愛いな、大好きだなみたいな感情は戻ってくるんですね。

そういうのを呼び起こしてくれる大切なものもみんな売っちゃって、僕にとって、AIRというゲーム・アニメは特別な存在でそのヒロインの神尾観鈴という娘が本当に好きで、性欲とかそんなこととは一切関係なしに、抗うつ剤で少しよくなってきてからは、本当に心の支えで、言葉では言い表せない程に、大切な、胸の中の女神様のような存在の娘で、それで、売った後はふらふらになっちゃって、物も心なんだと、それを知りました。

以前、こち亀で、両さんがお金を工面するために自分の趣味の持ち物を色々売っているとき、「タコが腹へって自分の足食ってるみたいに辛い」って漏らしましたが、僕は、心の中が、ずんって抜けた感じになりました。僕はゲーム・アニメ・漫画・本・音楽みんな大好きでオタクだと自分のことを思っていますが、オタクであることとは、生活(心)に余裕があるということなんだと感じました…。物は心で、オタクの集めるものは、心の一部としてあると、凄く実感しました。これは僕の感じ方で、何も所有しないでもオタクである方々もいると思うので、あくまで僕自身にとってですが、大切にしていた物がなくなると自分の心が抜けたような感じになって…。ただ、クラシック音楽は売ってないです。これ売っちゃうと、何も出来ないときに、完全に何もなくて、本当にダメになりそうなので。

色々売って二十数万円位?にはなるようです。でも不安が強くて、辛くて、調子悪いです…。

辛いけれど、僕が観鈴のことを、本当に愛しく思っている気持ちは消えない、ただ、なんか、観鈴にすまないという気持ちで一杯になって、フィクションの人々も心の中でちゃんと存在して生きているんだと感じました。心の中にいる観鈴に、ごめんね、ごめんね、って感じで、心が痛みました。

リチャード・ローティの言葉を思い出しました。僕なんかは、支えてくれる家族や友人達や支援してくださる方々いて、お医者様にもかかれて、医療費も捻出できて、みんなに助けて頂いて、まだ大丈夫ですが、僕がもっと病状が進んだり、それによって更に困窮したり、また今の僕よりも貧しい人々、いざとなったらネットもできない、本当に貧しい人たちは、どこにも繋がることもできない、世界から切り離されて真っ暗になってしまうと彼は説いています…。

人はお金がなくては話相手になることもできず、つながることもできない。お金がなければ、愛する機会もない。とても貧しい人々、ブレヒトが『暗闇に生きるものたち』と呼んだ人々には、愛したり、話をしたりする余裕はない。(中略)
私にいま提示できるのは、北の紳士・淑女が少なくとも正直でありつづけるという提案だけである。フォースターが気付かせてくれたように――愛だけでは十分ではないということ――マルクス主義者はある一点においては絶対に正しかった。すなわち『歴史の本質は、経済的なものである』ということを忘れてはならない。
(リチャード・ローティ「リベラル・ユートピアという希望」)

一度調子が悪くなると、将来への不安と辛さがどんどん膨らみ、お薬で生きている無年金障害者の救済制度を、整えて欲しいです…。僕は年金3分の2未納なのでうつ病がもしこのまま治らず、もしくは悪化して1年6ヶ月たった時点で障害等級と認められても障害基礎年金の支払われない無年金障害者となります。以前、民主党が無年金障害者全員を対象とした画期的な無年金障害者救済案を出していましたが、自民党が与党ですから、通りませんでした…。無年金障害者12万人(実際はもっといると云われています)全員を助ける無年金障害者救済案を通して欲しいです。生活保護は、家族もひどくやつれてて(僕の看病疲れだと思います)、すごく心配で、僕が負担になっていることが辛くて、とても僕のせいでこれ以上、家族に迷惑をかけられないです。パソコンを売らなかったのは、今は先月のアフィリエイト収入が、月のネットの通信費・電気代より越えているので、売りませんでした。その間、当面なんとかネットは続けられると思います。後、HDDレコーダーとTVも売らなかったので、アニメは見れます。電化製品はまだ売ってないです。アニメはコストが電気代以外かからず(NHK以外地上波無料視聴)、本当に助かります。猫とは、ずっと一緒にいたいです。

ただ、今はアニメ見る気力も無くて、アニメ見ていても、今も僕に対してされているであろう中傷の辛さが頭から離れずどんどん大きくなって、将来のこととかも不安と辛さで見ていられないんです。本当にただお薬の力で持っている感じです。眠れないから、頑張ろうと思っても頭痛がひどくて、頓服用安定剤(抗不安剤)をがぶがぶ飲んで、1日二回猫のお世話しながら、ボーっとしている感じです。行動力とか気力みたいなものが、お薬の力で持っているんですが、すぐ消えてしまう感じで…。アメリカみたいに、もっと抗うつ剤の用量あげられたらいいのになと思いました。穏やかな気持ち(抗うつ剤の作用)が、不安と辛さに負けてしまうとき、うつ病のいろんな症状がでます。新作アニメも少し見て、辛い気持ちに負けて再生止めて、うつで動けなくなってしまう状態ですが「セキレイ」だけは第一話最後まで見れました。明るくてお色気でテンポがよくてユーモラスなので、他のと比べて辛い状態でも観るのが楽でした。

以前のブログを閉じたのでアクセス数が激減していて、それがアフィリエイト収入の激減にも繋がっていて、もう絶対、ご迷惑かかるようなことしませんから、サイト・そしてこのブログどちらもリンクフリーですので、リンクして頂けるかニュースネタとして取り上げて頂けるととても助かります。大手サイトさんとか、そうして頂けましたら、本当に大きな慈悲の助けとして、感謝します。どうかお願いします。なるべくはやくこのうつ病を治すか、うつ病でも働ける職場を探して(病院のソーシャルワーカーさんとか専門ですから相談して)、なんとか生きてゆける限り頑張りたいと思います。僕の心の中にいてくれる観鈴と一緒に頑張りたいと思っています。

参考作品(amazon)
リベラル・ユートピアという希望
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