THE STAR ONIONS FINAL FANTASY XI -Music from the Other Side of Vana’diel
Sanctuary/THE STAR ONIONS
Passages
先日、「Jポップとは何か」を読んで、日本の音楽の自由を奪うJポップとは全く違ったやり方、僕自身の感想として少しでも音楽の良さを伝えていければいいなあと思いましたね…。そんな訳で、日本のお勧めインスト曲(器楽曲)をご紹介致します。スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ファイナルファンタジー11」(FF11)のBGMを作曲した水田直志さんが自身の手でそれをアレンジしたアルバム、「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」の二枚です。両方とも良いアルバムですが、特にファーストアルバム「THE STAR ONIONS」がお勧めです。
「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」は、両方ともFF11をプレイしていなくとも楽しめるアルバムです。僕自身、FF11を一度もプレイしたことないのですが、何気なく聴いたら、とても良い出来で深く感激致しましたね…。ゲームプレイ中の長時間、ずっと繰り返しで聴くことになる和製RPGのBGMはアンビエント・ミュージック(環境音楽)を意識した楽曲が多いのですが、本アルバムの楽曲もまさに、アンビエント・ミュージックとして、繰り返し聴いて安らげる出来です。お勧めですね。曲の基調は西洋クラシック音楽ですが、そこにインド音楽とか入ってそうな、ちょっと東洋音楽っぽいところも良いですね。僕はインド音楽のラビ・シャンカールとか好きで、西洋クラシック音楽と東洋民俗音楽が混交した音楽は昔からとても好きなんですね…。
僕は西洋音楽の作り手、ミニマル・ミュージックの作曲家フィリップ・グラスとインド音楽のラビ・シャンカールがコラボレーションしたアルバム「Passages」とか昔から好きです。僕は「Passages」を1990年アルバム発売から20年聴いていますが、いまだにこれを越える東西混交音楽は出てこない、この分野の最高傑作、混交音楽のマイ・ベストですね。amazonで現在新品854円という破格の値段なので、ぜひ一度お聴きになって頂けると嬉しいです。インド音楽入門としても素晴らしいアルバムと思います。インド音楽のリズムパターンは日本のゲーム音楽っぽいところがあるので、ゲーム音楽好きにもお勧めです。

Passages
日本の作曲家、例えば今回取り上げるスターオニオンズ・FF11の音楽を製作した水田直志さんや先日取り上げた目黒将司さん、こういった日本の器楽曲作曲家が西洋クラシックを意識した音楽を作ると、「Passages」のような西洋音楽と東洋音楽が交じり合ったようなところが出てきて、それが聴いていて楽しくとても好きですね。「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」はFF11の舞台である、西洋と東洋が入り混じったようなインターナショナルな不思議な世界「ヴァナデール」の雰囲気が良く出ています。西洋と東洋の音楽の混交について、「パッセージズ」ライナーノーツから引用致します。
フィリップ・グラスはクラシックの技法の中へインド音楽を積極的に導入することによって独特のミニマル・ミュージックを築き上げました。ラビ・シャンカールはグラスとは逆に、インド音楽の中へ西洋音楽の要素を導入し、これまた新しい音楽を築き上げました。こういった、東西を越えた混交は音楽に豊かさをもたらしていると思いますね…。世界的評価を受けたクラシックの作曲家武満徹さんもまた、東西を越えた混交音楽、西洋クラシックに日本の伝統音楽を導入したことによって高い評価を受けた作曲家です。
東西の混交音楽は、雑音・余計な音をそぎ落として、東西それぞれの音楽のエッセンス、根源的なところを組み合わせますから、静かで、シンプルで美しい曲になることが多く、とても僕好み、聴くのが好きですね…。「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」はそんなシンプルさがあって、東西混交音楽、調性の静かで穏やかなダウナー系のアンビエント・ミュージックとして、とても好きです…。心からお勧めのアルバムです。武満徹さんが言うところの『おだやかで、きめこまかな、シンプルな音楽』ですね…。
参考作品(amazon)
THE STAR ONIONS FINAL FANTASY XI -Music from the Other Side of Vana’diel
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Passages
武満徹:レクイエム
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Passages
先日、「Jポップとは何か」を読んで、日本の音楽の自由を奪うJポップとは全く違ったやり方、僕自身の感想として少しでも音楽の良さを伝えていければいいなあと思いましたね…。そんな訳で、日本のお勧めインスト曲(器楽曲)をご紹介致します。スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ファイナルファンタジー11」(FF11)のBGMを作曲した水田直志さんが自身の手でそれをアレンジしたアルバム、「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」の二枚です。両方とも良いアルバムですが、特にファーストアルバム「THE STAR ONIONS」がお勧めです。
「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」は、両方ともFF11をプレイしていなくとも楽しめるアルバムです。僕自身、FF11を一度もプレイしたことないのですが、何気なく聴いたら、とても良い出来で深く感激致しましたね…。ゲームプレイ中の長時間、ずっと繰り返しで聴くことになる和製RPGのBGMはアンビエント・ミュージック(環境音楽)を意識した楽曲が多いのですが、本アルバムの楽曲もまさに、アンビエント・ミュージックとして、繰り返し聴いて安らげる出来です。お勧めですね。曲の基調は西洋クラシック音楽ですが、そこにインド音楽とか入ってそうな、ちょっと東洋音楽っぽいところも良いですね。僕はインド音楽のラビ・シャンカールとか好きで、西洋クラシック音楽と東洋民俗音楽が混交した音楽は昔からとても好きなんですね…。
僕は西洋音楽の作り手、ミニマル・ミュージックの作曲家フィリップ・グラスとインド音楽のラビ・シャンカールがコラボレーションしたアルバム「Passages」とか昔から好きです。僕は「Passages」を1990年アルバム発売から20年聴いていますが、いまだにこれを越える東西混交音楽は出てこない、この分野の最高傑作、混交音楽のマイ・ベストですね。amazonで現在新品854円という破格の値段なので、ぜひ一度お聴きになって頂けると嬉しいです。インド音楽入門としても素晴らしいアルバムと思います。インド音楽のリズムパターンは日本のゲーム音楽っぽいところがあるので、ゲーム音楽好きにもお勧めです。
「パッセージズ」 ラヴィ・シャンカール&フィリップ・グラス
http://c-cross.cside2.com/html/g10ha002.htm

Passages
日本の作曲家、例えば今回取り上げるスターオニオンズ・FF11の音楽を製作した水田直志さんや先日取り上げた目黒将司さん、こういった日本の器楽曲作曲家が西洋クラシックを意識した音楽を作ると、「Passages」のような西洋音楽と東洋音楽が交じり合ったようなところが出てきて、それが聴いていて楽しくとても好きですね。「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」はFF11の舞台である、西洋と東洋が入り混じったようなインターナショナルな不思議な世界「ヴァナデール」の雰囲気が良く出ています。西洋と東洋の音楽の混交について、「パッセージズ」ライナーノーツから引用致します。
ラビ・シャンカールとフィリップ・グラス。かたやインド音楽を代表するシタール奏者/作曲家、かたやスティーヴ・ライヒやテリー・ライリーなどとともにミニマル・ミュージックを代表する作曲家である。(中略)インドの伝統音楽との出会いは、グラスのキャリアのターニング・ポイントになった。グラスは現在でもシャンカールと彼のグループのタブラ奏者アラ・ラーカが彼の創作に根本的な影響を及ぼしていることを指摘している。(中略)
グラスが魅了されたのは、ロック・ミュージシャンたちのようなシタールの神秘的な響きではなく、インド音楽の複雑な構造、特に北インドの音楽の反復されるリズムパターン、そのパターンを長くしたり短くすることによって、加算されたり差し引かれたりする構造だった。こうした構造がグラスにとって未知の時間の流れを作り上げていた。ドラマチックな構造を持つ典型的な西洋音楽とは違って、インド音楽は、発展したり、どこかに進んでゆくというようなことがなく、同じエネルギーのレベルをずっと維持し続けるのだ。
(フィリップ・グラス/ラビ・シャンカール「Passages」ライナーノーツより)
フィリップ・グラスはクラシックの技法の中へインド音楽を積極的に導入することによって独特のミニマル・ミュージックを築き上げました。ラビ・シャンカールはグラスとは逆に、インド音楽の中へ西洋音楽の要素を導入し、これまた新しい音楽を築き上げました。こういった、東西を越えた混交は音楽に豊かさをもたらしていると思いますね…。世界的評価を受けたクラシックの作曲家武満徹さんもまた、東西を越えた混交音楽、西洋クラシックに日本の伝統音楽を導入したことによって高い評価を受けた作曲家です。
東西の混交音楽は、雑音・余計な音をそぎ落として、東西それぞれの音楽のエッセンス、根源的なところを組み合わせますから、静かで、シンプルで美しい曲になることが多く、とても僕好み、聴くのが好きですね…。「THE STAR ONIONS」「Sanctuary/THE STAR ONIONS」はそんなシンプルさがあって、東西混交音楽、調性の静かで穏やかなダウナー系のアンビエント・ミュージックとして、とても好きです…。心からお勧めのアルバムです。武満徹さんが言うところの『おだやかで、きめこまかな、シンプルな音楽』ですね…。
題名(系図 FamilyTree)が示すように、この曲の主題はファミリィというものです。ズービン・メータさんから『子供のための音楽を書くことに興味はないか』と問われて、その時は考えもしなかったのですが、(1990年代に)この騒々しさだけが支配的で、ほとんど人工の音に浸かっている日常生活を送っている、殊に若い人たちのために、なにか、おだやかで、きめこまかな、シンプルな音楽を書いてみたくなったのです。(中略)
私のこの音楽(系図 FamilyTree)では、詩のこころを生かすことに専一して、専門的なこだわりなど捨てて作曲しました。結果としてはたいへん調性的な響きのものになりました。しかし私は、単なる郷愁で調性を択んだのではなく、調性というものを、この世界の音楽大家族の核にあたるものだと信じているからそれを用いることに躊躇しませんでした。そこから多くの個性的な響きが、個性的な音楽言語が生まれています。そしてそれらは互いに敵対するものではないはずです。「FamilyTree」で私が意図したのは、この作品を聴いて下さる方や、特に若いひとが、人間社会の核となるべき家族の中から、外の世界と自由に対話することが可能な、真の自己というものの存在について少しでも考えてもらえたら、ということでした。そして、それを可能にするものは愛でしかないと思います。
(武満徹。「武満徹 レクイエム」ライナーノーツより)
参考作品(amazon)
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