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擬人化たん白書

ヤフーニュース「小惑星探査機「はやぶさ」の健気 ファンが「帰って来い」大合唱」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000000-jct-soci
2010年6月に地球帰還を予定している小惑星探査機「はやぶさ」への人気がネット上で高まっている。何度も故障や通信不能状態を繰り返しては修復・補填し、再び軌道修正する健気な姿に魅せられてか、「はやぶさ」ファンが急増しているようだ。

はやぶさが人気なのはSF好き・宇宙開発史好きとして嬉しいことです。最近ファンが急増しているのではなく、もともとはやぶさは日本の宇宙衛星として稀に見る人気が昔からありましたね…。2003年に打ち上げられた人工衛星はやぶさは、元々イオンエンジン搭載機ということで注目を集めていましたが、世界初の試みである地球スイングバイ(スイングバイは天体の運動と重力を利用して移動する技術)に成功して注目をさらに集めました。ただ、当初の目的であった小惑星イトカワの直接サンプル採取(サンプルリターン計画)が上手くいかなかったっぽいのはう〜んでしたが…(もしかしたら奇蹟的にサンプルが上手く取れている可能性も限りなく低いがゼロではないです)。更にイトカワ着陸及び離陸後の2005年12月、行方不明になってしまい、2006年に再発見、あらゆるトラブルに見舞われながらも(イオンエンジンが最新技術過ぎて故障率多く、またイオンエンジン他最新技術を満載した衛星の為、予備システムがその分削られており、他の人工衛星より安定性は低いと言われている)今現在、地球に戻りつつあるというのがドラマティックですね。

ネットでははやぶさたん(人工衛星はやぶさの擬人化)が人気の火付け役かなと。下記のサイトさんがはやぶさたんの本家本元です。

あしべ精肉店さん
http://tardyion.hp.infoseek.co.jp/cgroom/cg/muses/ha_page.htm

はやぶさたん人気はアスペクトの「擬人化たん白書」にも取り上げられましたね。はやぶさたんを書いてはやぶさ人気に火をつけたあしべ精肉店の管理人さんの葦辺亨さんのコメントなども載っており興味深いので、引用してご紹介致しますね。

2003年5月9日に地球を出発した惑星探査機「はやぶさ」は、かつてここまで人気を集めた宇宙機は無いと言われている。ファンによってインターネットに公開されたものは応援ページにとどまらず、Flashアニメ、ペーパークラフト、そして擬人化キャラクターにまで及んでいる。
何故はやぶさはそんなに人気なの?まず挙げられるのははやぶさが世界初の技術的試みや観測を行った点だ。そして画期的な挑戦がいっぱいのはやぶさの旅は、たやすくはない。
描かれたはやぶさたんはどれもトラブルを克服しながらミッションをこなしてボロボロになっている姿だ。そして、たいていの絵には「早く帰っておいで」「がんばれ」という言葉が添えられている。

葦辺亨さん(はやぶさたんを描いたあしべ精肉店管理人さん)コメント
「はやぶさが気になりだしたのは地球スイングバイの頃ですが、魅力を感じたのはやっぱりイオンエンジンです。メインエンジンがある宇宙機というのはカッコイイです。そのエンジンで星の彼方へ…。これは萌えるしかないですね。
しかし、はやぶさを擬人化していますが、性格など人間っぽく考えるのは停止しています。はやぶさの最後(当初は宇宙の彼方へ飛ばす計画だったが、計画が変更され大気圏突入軌道に投入され燃え尽きることになった)は決まってるので、考えるのは切ないですから。
はやぶさを描く際にこだわったのは「サンプラーホーン」(小惑星のかけらを採取する筒)です。サンプラーホーンがニーソックスに見えなければ、はやぶさたんは描かなかったかもしれません。またハイゲインアンテナを頭に載せたときに、「これは白衣を着せるしかない!」と思い、ナース風味の衣装に決めました。
また、タブレットとスタイラスペンを持っているはやぶさたんも描きました。これはギリシア神話のMuseの女神の一人、Calliopeからのイメージです。はやぶさの名称MUSES-Cから連想しました。」
(アスペクト「擬人化たん白書」より)

はやぶさたん、最後は地球の大気圏に突入して燃え尽きてしまうように計画されており(当初は星の彼方へ飛ばす予定だったが途中で計画変更)、計画通り最後まで進捗すると、最後は大気圏突入軌道に送り込まれて摩擦熱で燃え尽きてしまうんですね…。はやぶさたんのファンに意外とこのこと(はやぶさの最後の運命)を知らない人がいるのはちょっと吃驚しました。はやぶさたんが「早く帰っておいで」で帰ってきてしまうと、その最後はザクに乗ったクラウンのように…。ちょっと皮肉なことですが、はやぶさたんがトラブル続きで計画が延長に継ぐ延長を重ねているおかげで、はやぶさたんの最終的な寿命は延びているんですね…。でもいずれは…。

人工衛星はやぶさたん最終話『大気圏突入』

「JA、JAXA。助けてください、げ、減速できません。JAXA、助けてください」

「は、はやぶさ。はやぶさには大気圏を突破する性能はない、気の毒だが。しかしはやぶさ、無駄死にではないぞ。お前がミッションを成功させてくれたおかげで次の宇宙開発予算が下りるのだ」

「うわああーっ」

衛星擬人化

ちなみにこのネタ(人工衛星萌え擬人化ネタ)で18禁漫画家の鷹勢優さんが、衛星軌道突入に失敗した人工衛星たんが地表に落っこちてきて、衛星たんを拾った少年と一緒に暮らすほのぼの漫画(単行本「ナ・イ・ショの自由帳」に収録の「とらぶるシューティングスター」)を描いているので、人工衛星萌え好きのお方々(えらくニッチなジャンルですが…)にお勧めです。現実の人工衛星はほぼすべからく最後が悲惨(故障や隕石衝突などで宇宙デブリになってしまうか、はやぶさたんのように大気圏で燃え尽きる)なのに比べ、ハッピーエンドなところがいいですね…。擬人化たん白書
(クリックで画像拡大します)
参考作品(amazon)
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現代萌衛星図鑑
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はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

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