Complete Piano Works - Jorg Demus
シューマンのピアノ独奏曲全集(「Complete Piano Works - Jorg Demus」演奏イェルク・デームス、13枚組)を全部聴きました。とても良いですね。お勧めです。現在、円高なこともあるのか、本全集は13枚組で現在amazonなどで2000円前後の特価でして、コストパフォーマンスも非常に良好と思います。最近、元気が出ないので、横になって音楽を聴いていることが多いのですが、これは非常に良い音楽CDでした…。横になって聴いていると疲れが癒される音楽ですね…。
シューマンは晩年において正気を失った音楽家でして、彼が正気を失った原因として、これまで大まかには三つの説がありました。「脳梅毒」「統合失調症」「躁うつ病」の三つです。現在は、「躁うつ病」の単独説が最も有力とされているそうですが(脳に病理学的異変がない、発病後も人格の荒廃が起きていないなどの理由による)、シューマンのピアノ独奏曲を聴いていると、それが分かる感じですね…。音楽のアップダウンが、クラシックとは思えぬほど激しくて驚きます。明るいメロディと暗いメロディが交互に来て、それがリズムになっているピアノ曲が多数ありますね…。
シューマンのピアノ曲は子供の情景やクライスレリアーナなどの有名どころ以外あまり聴いたことがなかったのですが、彼のピアノ曲を全曲聴くと、どの曲も、良くも悪くもあまり曲の全体が一貫していないアシンメトリック(非対称的)なリズム感溢れる感じの曲でして、非常に驚きました。明るいメロディと暗いメロディがアシンメトリックに交互に来てリズムになっていて、凄く現代風なんですね…。代表作のクライスレリアーナも情感と技法が揃った激しい名曲で現代風ですが、他の曲もそういう感じの作風が多く、聴いていて飽きがこないです。
イェルク・デームスの演奏もかなり良いと思います。13枚に耳を通すと、曲により少し出来不出来はあるように感じますが、どのCDも弾き手のデームスの情感のこもった演奏で、丁寧だけど無味乾燥な演奏よりもシューマン向きと思います。僕が情感のこもったシューマンのピアノ演奏で一番良いかなと思うのはソフロニツキーですが、デームスもなかなかいいかなという感じです。何よりデームス版のコストパフォーマンスは圧倒的なので(シューマンの13枚全集でソフロニツキーのアルバム1枚分よりも安い)、良い全集と思いますね…。シューマンのピアノ曲は先にも書きました様に現代風で、飽きがこない作風ですので、普段はあまりクラシックを聴かない人々も含めて、幅広くお勧めできる優れたピアノ全集と思います。
参考作品(amazon)
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シューマンのピアノ独奏曲全集(「Complete Piano Works - Jorg Demus」演奏イェルク・デームス、13枚組)を全部聴きました。とても良いですね。お勧めです。現在、円高なこともあるのか、本全集は13枚組で現在amazonなどで2000円前後の特価でして、コストパフォーマンスも非常に良好と思います。最近、元気が出ないので、横になって音楽を聴いていることが多いのですが、これは非常に良い音楽CDでした…。横になって聴いていると疲れが癒される音楽ですね…。
シューマンは晩年において正気を失った音楽家でして、彼が正気を失った原因として、これまで大まかには三つの説がありました。「脳梅毒」「統合失調症」「躁うつ病」の三つです。現在は、「躁うつ病」の単独説が最も有力とされているそうですが(脳に病理学的異変がない、発病後も人格の荒廃が起きていないなどの理由による)、シューマンのピアノ独奏曲を聴いていると、それが分かる感じですね…。音楽のアップダウンが、クラシックとは思えぬほど激しくて驚きます。明るいメロディと暗いメロディが交互に来て、それがリズムになっているピアノ曲が多数ありますね…。
シューマンのピアノ曲は子供の情景やクライスレリアーナなどの有名どころ以外あまり聴いたことがなかったのですが、彼のピアノ曲を全曲聴くと、どの曲も、良くも悪くもあまり曲の全体が一貫していないアシンメトリック(非対称的)なリズム感溢れる感じの曲でして、非常に驚きました。明るいメロディと暗いメロディがアシンメトリックに交互に来てリズムになっていて、凄く現代風なんですね…。代表作のクライスレリアーナも情感と技法が揃った激しい名曲で現代風ですが、他の曲もそういう感じの作風が多く、聴いていて飽きがこないです。
イェルク・デームスの演奏もかなり良いと思います。13枚に耳を通すと、曲により少し出来不出来はあるように感じますが、どのCDも弾き手のデームスの情感のこもった演奏で、丁寧だけど無味乾燥な演奏よりもシューマン向きと思います。僕が情感のこもったシューマンのピアノ演奏で一番良いかなと思うのはソフロニツキーですが、デームスもなかなかいいかなという感じです。何よりデームス版のコストパフォーマンスは圧倒的なので(シューマンの13枚全集でソフロニツキーのアルバム1枚分よりも安い)、良い全集と思いますね…。シューマンのピアノ曲は先にも書きました様に現代風で、飽きがこない作風ですので、普段はあまりクラシックを聴かない人々も含めて、幅広くお勧めできる優れたピアノ全集と思います。
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